エイズに感染したら、もう結婚できないの!?

エイズってどのくらい危険なの?

映画やドラマの影響が大きく、エイズ=死というイメージが世間にはまだまだ根強くあるようです。日本にいれば、早期発見→治療で、まず死ぬ心配は限りなくゼロです。たとえHIVに感染しても、発症を抑えて健康なまま人生を謳歌し、永遠の眠りにつくことができます。もちろん、結婚して子どもも授かることができます。

理論的には、これは十分実現可能な将来設計です。むしろ障がいになるのは、HIVに感染していることで人生を悲観し自虐的になり、暗いオーラを出していると、すぐそばにあるかもしれない良いご縁を見過ごしてしまいかねない、ご自身の心ではないでしょうか。

自分との戦いに打ち勝ち、お付き合いを始める前にカミングアウトするか、少し経ってから打ち明けるかは、悩むところです。とても素晴らしく人間のできている方であれば、前でも後でも受け止めてくれることでしょう。

ひとを傷つけなければ、うそも大切

お相手が未熟な方の場合は、前後どちらにしても離れてゆくかもしれません。そのときは、ご自分を責めず、お相手も責めず、水に流すのはむずかしいと思いますが少しずつでも前に進むのみです。お相手の方を憎むのは、ご自身をますます惨めにするだけです。

幸いにもご結婚まで至った場合、お相手のご家族、ご親戚にもお伝えする必要があります。家庭環境によっては、お二人だけの秘密にしても良いと思います。正直に伝えて、無駄に騒がれ嫌な思いをすることはありません。

打ち明けたとして、全員の理解を得ることはまず不可能に近いのではないでしょうか。喘息持ちというだけで反対する方もいらっしゃるくらい、世間はなかなか世知辛いもののようです。

隠していて、いつか知られてしまったときに怒り出す身内は「世間に対して恥ずかしい」という自己中心的な怒りです。自分が信用されていなかったことへのショックや怒りではありません。

何かにつけて「病気持ちをもらってやったのに」と言われることもあるでしょう。そこで罪悪感を覚えては、負けです。ご自身を否定したことになってしまいます。